機械工学科出身なので、最初は漠然とメーカーへの就職を考えていました。しかし就職活動は様々な業界を知ることができるとても良い機会です。メーカーだけにとらわれず、なるべく幅広い業界や仕事を知ろうとセミナーなどに出席していました。そんな業界研究の中で出会ったのが昭和コーポレーションです。熱絶縁という強みを活かした仕事にとても惹かれました。父が設備関連の仕事をしていて、建設現場の雰囲気や施工管理の仕事も何となくわかっていたこともあって、昭和コーポレーションへの入社を決めました。

「熱絶縁という強みがある会社

ビルなどの建設は、地盤、構造、設備といった建物の各パートを施工する専門工事会社の協働作業で行われます。建物は人の体に例えられることも多く、私たちが担当する「熱絶縁」は、血管にあたる配管を保護するための仕事です。施工管理者は、担当する工事の工期や難易度、予算などを考慮して、工事の方法と段取りを考え、手配する職人さんの人数を決め、スケジュールを管理していきます。

先輩たちはいくつもの現場を担当して仕事をしていますが、私はまだ仕事を覚えている最中です。現在は工事全体の流れを掴むために、一つの現場に常駐して仕事をしています。今の現場は全部で500名ほどの人が働いていますが、私たちがお願いしている職人さんは4社で30名ほど。工程管理を主な仕事に、職人さんと一緒に働きながら、建設の仕事を一から体感しています。

建設は様々な専門工事会社の協働作業

今は「やりがい」しか感じられないほど、仕事がとても面白いです。何もなかったところに少しずつ建物ができていき、そこには自分たちが手がけた仕事が形として残っています。共に働いている職人さんとも次第に気心が知れてきて、一緒につくり上げているという一体感も格別です。

施工管理の仕事に必要なのは、まずは現場でうまく人間関係をつくっていくことです。そこに必要なのは、資材の搬入を手伝ったり、休憩所をこまめに清掃して気持ちよく使ってもらえるようにしたり、大きな声で挨拶をしたりするといった、ちょっとした気配りと、まっすぐに仕事に取り組む姿勢です。信頼関係というのは少しずつ積み上がっていくものなのです。この現場が一段落した後は、いよいよ人の手配や予算管理も含めて、最初から一人で仕事をすることになります。新しいことをたくさん覚えなくてはいけませんが、そんな心配よりも、これからの仕事への期待とわくわく感でいっぱいです。

職人さんと一緒につくり上げているという一体感

SCHEDULE  ◎おもな1日のスケジュール

7:50

◎現場朝礼

現場の朝は全員揃っての朝礼から始まります。500人でするラジオ体操は壮観です。

8:00

◎K(危険予知朝礼

全体朝礼の後は、それぞれの工程ごとの朝礼に移ります。その日の工程確認とK(危険予知確認を行います。

8:10

◎工事スタート

主に現場の進捗状況確認。資材搬入の手伝いなどもします。

10:00

◎休憩

現場は10:00と15:00に30分ほどの小休憩があります。清掃しておいた休憩所での職人さんとおしゃべりするのもコミュニケーションです。

13:00

◎会社に戻って事務仕事

お昼休憩の後は会社に戻って仕事をすることも。安全書類の作成など、つくらなければいけない書類は意外にたくさんあります。

17:40

◎業務終了

現場は17:00で終了。会社で事務をする場合も18:00前には終わらせます。帰ったら1時間ぐらいジョギングすることが多いです。

私の学生時代

陸上の選手でした!

中学から大学までずっと陸上をやっていました。400m、800mといった短・中距離が専門で、大学4年の時にはパートリーダーとしてチームをまとめていました。陸上は個人競技でもあり、チーム競技でもあります。個性が強いメンバーをまとめるという部分が、今の仕事と似ていると感じています。