自分に合っているという、第一印象を大切に

就職活動中にお会いした人事の方の人柄や雰囲気が、とても自分に合っていると感じました。人事の方の雰囲気というのは、その会社全体の雰囲気を知るうえでとても参考になるものです。もちろん人の雰囲気は「良い・悪い」といったものさしで測れるものではありませんが、感覚的に自分に合う空気感を持っていらっしゃったので、その第一印象を大切にして入社を決めました。

現在の業務内容は、販売部の各事業所から依頼される特注品を製作するための図面作成、製品の強度試験、新製品の開発、技術的な資料の整備、自社製品の特許管理、ホームページ等で公開している標準図面の整備・管理、社内・社外からの製品についての問合せの対応などを行っています。特注品の図面を書くにあたっては、その仕様の打合せや確認、調整などの業務もあり、かなり幅広い仕事を担当しています。

苦労して作成した図面で受注が決まる喜び

入社したばかりの頃は自分の業務をこなすことが精一杯で、一緒に仕事をする方々や電話先の相手を気遣う余裕すらない状態でした。その頃の失敗経験として、特注品の図面作成で製品強度を記載した際に、単位を書き間違えて、まったく強度が足りていない製品を製造してしまいそうになったことがあります。幸い製造発注前に気づくことができましたが、納期には間に合わずお客様に大きな迷惑をかけてしまいました。そんな時にも同僚や営業スタッフがしっかりフォローしてくれ、チームの力と信頼関係の大切さを改めて実感したという思い出があります。

また、一度は他社で決まりかけていた現場が、急ぎの図面対応により当社で受注できるようになったり、40枚以上の図面を描いた現場案件の受注が決まったりと、連携して行った仕事がうまく行った時にはとても大きなやりがいを感じます。

「この会社なら好きになれそう」と思えるかどうか

昭和コーポレーションの良さは、役職・立場にかかわらず意見を言いやすいという良さがあります。特に私が所属している技術開発室は、研修に来た新入社員のほとんどが部署の雰囲気が良かったという感想を持つようです。就職活動で悩むことは、その企業が自分に合うか合わないかがわからないという事です。正直なところそれは実際に働いてみなければわからない部分です。そこで視点を少し変え、「この会社なら好きになれそう」と思える会社を探してみるのはいかがでしょうか。周囲からの意見や世間の評価も気になるとは思いますが、まずは自分の直感を信じて動いてみることが大切だと思います。